なぜ、塾に通うことは将来への「投資」なの?

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なぜ、塾に通うことは将来への「投資」なの?

「将来のためには塾に行った方がいいよ」と親に言われても、「なんでお金を払ってまで行かなきゃいけないの?」と思う人もいるかもしれません。

でも、少しだけ考えてみてください。塾に通うことは、お小遣いやゲームに使うお金とは違って、「未来の自分を育てるためのお金」、つまり「投資」なんです。


投資ってどういうこと?

投資というと、株や不動産を思い浮かべるかもしれませんが、一番身近な投資は**「勉強」**です。

たとえば、新しいゲームを買うために、毎日少しずつお金を貯めますよね?これは「今のお金を未来のゲームに使う」という小さな投資です。

塾に通うことは、これと同じ。

  • 今、親が頑張って払ってくれた塾代

  • 未来の自分へのお金に変わる

  • 将来、安定した仕事とたくさんの収入(お金)になって返ってくる

という仕組みです。


どれくらいの「リターン」があるの?

塾の費用は安くないから、本当に効果があるのか心配になりますよね。

ある調査によると、高校を卒業した人と、大学を卒業した人では、一生涯でもらえるお給料の合計額(生涯賃金)に、およそ3,000万円もの差があるというデータがあります。

塾に通うことが、必ずしも大学合格につながるわけではありませんが、塾は学校の授業でわからなかったことを教えてくれたり、難しい問題の解き方を教えてくれたりするので、**「大学に進学できる可能性」**をぐんと高めてくれます。

もし、塾に通うことで大学に進学できたとしたら、親が塾代として払ってくれたお金は、およそ10倍以上になって、将来のあなた自身に返ってくる計算になります。これは、とても大きな「リターン」です。

【ここで使った計算の前提】

  • 塾に通う期間:中学校1年生から高校3年生までの6年間
  • 1か月の塾代3万円と仮定
  • 年間にかかる塾代:夏期講習や冬期講習代も合わせて、年間48万円と仮定
  • 6年間でかかる合計費用288万円

塾に行けないときはどうすればいい?

「うちの家は、そんなに塾にお金をかけられないから無理だ…」と思う人もいるかもしれません。でも、大丈夫です。塾に行かなくても、未来を諦める必要はありません。

経済的に恵まれないお子さんが、塾に通えるお子さんと同じレベルの学力や進路を目指す場合、自力で努力する量はより多く求められると言えます。

なぜなら、塾に通うことは、お金を払って**「効率的に学習できる環境」「プロのサポート」**を手に入れることだからです。塾に行かなくても、このギャップを埋めるための努力はできます。

  • 自分で勉強計画を立てる:いつまでに何を終わらせるか、どの教材を使うかを自分で見つけましょう。
  • 自分で疑問を解決する:わからない問題は、参考書を読み込んだり、インターネットで調べたりして、自分で答えにたどり着く練習をしましょう。
  • 自分でやる気を出す:一人で黙々と勉強を続けるには、強い意志が必要です。

これは大変なことですが、その努力は、将来、大きな自信となって必ずあなたを助けてくれるはずです。


なぜ、先生に質問するのが難しいの?

「学校の先生に質問すればいいじゃないか」と思うかもしれませんが、「先生は忙しそうだし、質問しても相手にしてもらえないかも…」と感じる人もいるかもしれません。ニュースでも**「先生の働き方改革」**という言葉をよく聞きますし、先生たちが忙しいのは事実です。

しかし、多くの先生は、生徒に「わからない」をそのままにしてほしくないと思っています。あなたに質問されて、嫌がる先生はほとんどいません。

大切なのは、質問する**「タイミング」と「伝え方」**を工夫することです。

  • 質問するタイミング:授業の休み時間や、放課後に先生が空いている時間を狙って声をかけてみましょう。
  • 質問の伝え方:「ここがわかりません」と漠然と伝えるのではなく、「教科書のこの問題の、ここの式がなぜこうなるのかわかりません」のように、何がわからないのかをはっきりさせましょう。

「先生」という存在を使いこなす

それでも、すべての先生が理想的な対応をしてくれるとは限りません。中には、忙しさから質問に答えられなかったり、うまく向き合ってくれなかったりする先生もいるかもしれません。

無理にすべての先生に頼ろうとするのではなく、**「自分にとって、どの先生が質問しやすいか」**を見つけることが大切です。

  • 質問しやすい先生を探す: 授業がわかりやすい先生、話しかけやすい先生、いつもニコニコしている先生など、あなたにとって話しやすい先生を見つけてみましょう。
  • 教科によって使い分ける: 「数学のことはA先生、英語のことはB先生」というように、教科ごとに質問する相手を決めるのも一つの手です。

学校以外の学びの場を活用する

先生も人間ですから、向き不向きや得意・不得意があります。無理にすべての先生に頼ろうとするのではなく、**「自分にとって、どの先生が質問しやすいか」**を見つけることが大切です。

  • YouTubeなどのオンライン動画: わかりやすい授業動画は、何回でも見返せます。自分のペースでじっくりと学習できます。
  • オンライン学習サービス: 質の高い教材や、チャットで質問できるサービスなどがあります。学校の先生に直接質問しなくても、疑問を解決できます。
  • 学校の先輩や友達: 仲の良い先輩や、勉強が得意な友達に聞いてみるのも良い方法です。
  • 図書館の司書さん: 勉強に行き詰まったら、図書館の司書さんに「この分野についてわかりやすい本はありませんか?」と聞いてみましょう。

最後に

塾は「成績を上げる場所」と思われがちですが、本当は**「将来の選択肢を増やす場所」**です。

将来、行きたい大学や就きたい仕事が見つかったとき、「あのとき頑張ってよかった」と思えるように、今できることから始めてみましょう。

もし、今日からでも始められることがあれば、ぜひ親御さんに相談してみてください。きっと力になってくれますよ

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