50歳、またあの頃の友人と。
40代からのリターンライダー・バイク選び
「50歳になったら、また地元の仲間とツーリングに行こう」
若い頃に交わしたそんな約束。気づけば46歳になり、リターンライダーとしての復活が現実味を帯びてきました。しかし、20代の頃とは体力も環境も違います。今、大人のライダーが選ぶべき一台はどれか?
リターンライダーとは?今再燃するバイク熱
「リターンライダー」とは、仕事や育児が一段落した世代が、数十年ぶりにバイク趣味を再開すること。40代後半から50代にかけて、再び風を感じたいと願う人が増えています。
400cc以下・注目6車種 徹底比較チャート
足つき、維持費、ツーリングの楽さを軸に、気になる6車種を比較しました。
| 車種 | 車検 | 足つき | 始動方式 | 重量 | 維持費(年) |
|---|---|---|---|---|---|
| SR400 | あり | ◎ | キックのみ | 普通 | 約10万円 |
| レブル250 | なし | ◎◎ (最強) | セル | 普通 | 約6万円 |
| X350 | あり | △ | セル | 重め | 約12万円〜 |
| 250TR | なし | 〇 | セル | 軽い | 約6万円 |
| グラストラッカーBB | なし | ◎ | セル | 軽い | 約6万円 |
| CB223S | なし | ◎ | セル | 最軽量 | 約5.5万円 |
目的別:46歳からのバイク選び・最適解
1. 立ちごけの不安をゼロにしたいなら「レブル250」
圧倒的な足つきの良さと、現代的な信頼性。渋滞でも疲れない軽いクラッチなど、リターンライダーの不安をすべて解消してくれる「最も失敗しない」選択肢です。
2. 憧れと鼓動を形にするなら「SR400」
キック始動は儀式。50代を前に、あえて手間のかかるバイクを乗りこなす姿は最高にクールです。車検はありますが、所有する喜びは一番でしょう。
3. 軽快さと経済性を両立する「CB223S / 250TR」
車検がなく、取り回しも自転車のように軽いこのクラスは、まさに「大人の散歩道具」。地元の友人とトコトコ走るなら、これほど丁度いいバイクはありません。
4. 高速ツーリングを見据えるなら「X350」
ハーレーブランドの誇りと、水冷エンジンのパワー。友人と距離を稼ぐツーリングに行くなら、400ccクラスの余裕が疲れを軽減してくれます。
【まとめ】50歳に向けた準備の進め方
- まずはショップで「跨る」: 46歳の今の体力で、キックの重さや車体の重さを確認しましょう。
- 維持費を計算する: 車検なしの250ccは年間約6万円、400ccは年間約10万円が目安です。
- 仲間と相談: 友人が何に乗るかによって、合わせる排気量を選ぶのも一つの手です。
50歳の約束まであと4年。今から相棒を選び、少しずつ勘を取り戻していけば、最高のツーリングがあなたを待っています。


